混沌レコードについて
音楽CDが売れていないそうです。実際このへんの統計資料を見ると年々確実に減ってきている(2006年は少し上向き、という報道もありますが。。。)これをパソコンによる不正コピーのせいだとか、P2Pが悪いのだとか見る向きもありますが、ある意味、仕方の無いことだと思います。
今や国内版の新譜は¥3,000以上、音しか出ないCDでこの値段です。音楽CDより遥かに制作費のかかっている映画のDVDなど、これの半額以下でいくらでも売られています。普通に考えれば、同じ価格なら制作費がかかっているものの方が面白いに決まっています。
元々、音楽はそのCD1枚買って終わり、というものではありません。ビートルズのような大天才集団でも、何も無いところからあの音楽を生み出したわけではなく、ルーツとなる音楽があって、それを理解した上で聞くのと聞かないとではぜんぜん違います。ある一定のジャンルについて、そのオリジナルから現在の発展系に至るまでの一通りの流れを押さえておかないと、本当の意味で楽しめない部分があると思います。昔はある程度音楽のジャンル分けがハッキリしていたので、そのジャンルの代表的なアーティストを何枚か聞けば大体の傾向は掴めて、聞いたことの無いアーティストでも自分なりにいい悪いの判断が出来るようになったのだと思いますが、今のようにジャンルの境目が曖昧な状況になるとなおさら大変です。「この人が影響受けたアーティストは。。。」みたいなルーツ探しをしてまで深く理解したいと思う、それほどに魅力のある音楽でないと、単に割高な娯楽として他のソフトに負けてしまいます。
今や、音楽が好きでCDを買う、というのはお金も時間もかかる大変贅沢な趣味となってしまったのではないでしょうか。
逆に言うと、今、音楽が好きだ、という人は、ある程度自分の中で判断基準が確立していて、流行りや宣伝に惑わされない人が多いのではないかと思います。
そのような人のために、メジャーの流通に乗らない良質な音楽を発掘し、お届けすることが僕達の目標です。
混沌レコード代表 白川 眞琴